4月15日はセブンイレブンの命日。ブラック労働問題の告発記者会見あり。

ちょっと強い言葉を使ってますが、本日「4月15日」は注目が集まる日になりそうです。

コンビニの「ブラック労働問題」

最近、コンビニのブラック労働が問題になってますよね。

24時間営業が強制されるなど、ほとんどの店舗で実質的に「奴隷」のような働き方が問題視されています。

この問題については、最近特に注目度が高まってきています。

本日、4月15日に告発記者会見が開かれます。

これ、爆弾と言ってもいいかも知れません。

いや〜、ビックリしました……。

何の話かと言うと、「コンビニ加盟店ユニオン」という団体が4月15日(まさに今日!)にセブンイレブン東日本橋1丁目店のオーナー疾走閉店事件に関する記者会見を行うそうです。

すでに取材記事が上がっていますが、読んでいて心が痛くなるような内容が載っています。

参考:コンビニ閉店の裏側…ドミナントで家庭崩壊、オーナー失踪騒動

オーナーが疾走。長男がコンビニ夜勤で自殺。

ざっくりまとめると、コンビニの店舗を経営しているオーナーさんが疾走してしまったということなんですね。

もちろん疾走してしまうとお店は回らなくなるので、閉店を余儀なくされました。

さらにどういう事情があったのか分からないですが、そのオーナーのお子さんである長男が自殺なさってしまったそうなんですね……。

夜勤で働いていたそうなんですが、おそらくお店が原因だということなんですよね。いや、厳しいですよね……。

次男も夜勤で勉強できず。

このオーナーには次男もいらっしゃるそうなんですが、当時はまだ高校生だったそうです。

でもその次男の方もやっぱり店舗で夜勤をしていて、その状態で高校に通っていたわけなんですね。

そんな状態だったので、まともに勉強なんてできっこないですよね。

で、当然ですが、そんな状況でも時給なんて出るわけもなく、結局は家庭崩壊を起こしてしまい店舗は閉店になったそうなんです。

オーナー疾走の理由が……。

特に記事を読んでいて辛かったのが、そのコンビニのオーナーが疾走した理由です。

疾走した結果、無事に保護されて戻って来られたのは不幸中の幸いなんですが、見つかった場所がなんと「北海道」だったそうなんです。

そして、その理由というのが……。

敏雄さんが北海道に行ったのは、寒いところに行けば、持病の心筋梗塞で、家族にいくばくかのお金を残して死ねるのではないか、と考えたからだという。そこまで追い詰められていたのだ。

いやー、完全にヤバイですよね……。

どんな事情があったのか部外者にはわからないですが、少なくともコンビニの「店舗運営」に何かしらの原因があることは間違いありません。

そういう意味でも、今日4月15日の報道には注目する価値があるのかなと思っています。

諸悪の根源「ドミナント戦略」

記事を読む限り、とりあえずセブンイレブンの運営状況がかなり酷いのは間違いないかなと思います。

その中でも「ドミナント戦略」が諸悪の根源だと言ってもいいでしょう。

ドミナント戦略とは、一つの商圏を同じブランドで固める戦略のことですね。

これ気づいてる方も多いと思うんですが、最近同じ場所にどんどん同じコンビニができてませんか?

ぼくが住んでいる高知県だと「ローソン」が多いですね。

同じ国道のおよそ5キロ圏内に4店舗くらいローソンがあって、また今もう一店舗作っているんですよね。どんだけローソン増やすんだよ!w みたいな。

まさに、これがドミナント戦略なんです。

でもこれ、言ってみれば同じブランドの店舗同士で競争を煽ることになるわけですよね。

パイが限られているにもかかわらず、また新しい店舗ができていくので必然的に一店舗あたりの売上は減少していきます。

人手不足+人件費高騰。それに対するアドバイスは?

しかも、今は人材不足で人件費も高騰しているわけじゃないですか。

ドミナント戦略が加速していった結果売上が減っていって、それに連れて人手不足になっていく。

じゃあどうするかというと、なんと「オーナーの家族が働いて人件費を減らしましょう」とアドバイスしてくるらしんですよ……。

狂ってる……!!

これ、明らかにおかしいですよね。

普通に考えれば、人手不足なら本部からスタッフを派遣しますよっていう話になるはずなのに、なぜそうならないのか!

本当に不思議ですよね。

コンビニの店長は本当に経営者なの?

そりゃあオーナーの家庭も崩壊しますよって感じですよね。

だって人件費出ないんですよ?

家族だって何のために働いてるんだって感じですよね。

こんなロジックがまかり通ってしまう理由の一つは、店舗のオーナーはあくまでコンビニの運営をしている「経営者だから問題ない」という理屈なんですよね。

でも実際は本部だけが儲かる奴隷労働で、その契約を打ち切ることも本部が勝手にやってしまったりだとか、それを理由に違約金が発生したりだとか……。

これはもう経営者ではなく「単なる労働者」じゃないかって、最近ようやく指摘が入るような状況にはなっているみたいですね。

コンビニ=社会悪

ぼくは最近、コンビニってもはや「社会的な害悪」なんじゃないかとすら感じてますね。

こうやって社会問題を撒き散らしながらお金を稼ことは、上場企業として許されるのかというのはすごく疑問に思います。

実際、そんな意見を反映しているのか、セブン&アイホールディングスの株価がガンガン下がっていますね。

おそらく、このコンビニの労働問題を契機にこれからさらに下がっていくでしょう。

さらに、今回行われる会見で世間が知らないような驚くような報道が出てきたりすると、ここからまたもう一段階下がるはずです。

そこまでくると当然、企業としての経営責任が問われることになるので、セブンイレブンもかなり経営方針を変えていかざるを得なくなるでしょうね。

これを機にコンビニの「新しい時代」が切り開かれていくことを願いたいですね。

24時間営業に「NO」を!

ぼくらユーザーとしては、やっぱり「24時間営業なんていらない」としつこく言わないといけないのかなと思います。

なぜ24時間営業があるかというと、ユーザーが求めているからというより本部が儲かるからなんですよね。

オーナーを搾取することによって、本部が利益を上げるという構造になってるんですよ。

みなさん、深夜にコンビニ使いますか?ほとんど使わないでしょ?

うちは田舎なんですが、近くのコンビニを見てみたら、やっぱり24時間営業でした。

いや、誰も使わないよ!w

それでも、24時間営業すれば本部が儲かるから営業してるんですよね。ほとんどユーザーなんて来ないにもかかわらず。

なので、すぐにできることとしては、「もう24時間営業はやめましょう!」と声を上げること。

それが、ぼくらのできる重要なアクションの一つなのかなと思います。

関連:いつでもやめられる強さを持つこと。

引用元: まだ仮想通貨持ってないの?

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