XRPが下降三角形を形成、サポートを割り込めば大きな下落か

現在XRPの価格は31.6円で取引されており、下降三角形(ディッセンディング・トライアングル)のサポートラインに近づいています。この下降三角形は、底値のサポートラインを割り込めば大きな売りが発生する可能性が高いことを示唆しています。

Bitbank XRP/JPY 日足チャート

下降三角形は下落トレンドの最中に形成される弱気のチャートパターンです。高値を切り下げるトレンドラインが上値となり、複数回サポートラインを試した後、ブレイクダウンすることで価格が大きく下落します。

ブレイクダウンが近いことを知らせてくれるのが、ボラティリティと出来高です。下降三角形は最終局面に差し掛かると、値動きが少なくなるためボラティリティが低下します。値幅を示すATRの減少からもボラティリティが低下していることがわかります。

また、売り手と買い手が徐々に減っていくため出来高も減少します。最後の買い手がいなくなったところでサポートラインを割り、買い手だったトレーダーが売り手に変わることでそれまでの買いと売りの均衡が崩れ価格が大きく下落します。

XRPは昨年4月から8月の4ヶ月間をかけて下降三角形を形成した後、底値のサポートラインをブレイクダウンし価格を下げています。

Bitbank XRP/JPY 日足チャート

昨年8月にブレイクダウンした際、XRPは48円から28円まで約42%価格を下げています。

2017年に上昇トレンドが発生していた際、XRPは上昇三角形(アセンディング・トライアングル)を形成しています。上昇三角形は、下降三角形とは反対にレジスタンスを上抜けすることで価格が上昇します。

Bitbank XRP/JPY 日足チャート

この時は市場が過熱していたこともあり、レジスタンスを上抜けした週にXRPの価格は約250%上昇しています。

昨年はビットコインのチャートでも下降三角形が形成されています。

Bitbank BTC/JPY 週足チャート

ビットコインは昨年初めから11ヶ月間をかけて下降三角形を形成しました。65万円のサポートラインを割った後、価格は一時35万円まで下落しました。

下降三角形は非常に強力なチャートパターンの一つです。もちろん必ずブレイクダウンし価格が大幅に下落するとは限りませんが、ボラティリティの低下と出来高の減少が、ブレイクダウンを示唆する鍵となります。

現在のXRPの価格は下降三角形のサポート付近に位置しており、このまま出来高が増えず横ばいに推移した場合、ブレイクダウンが近いことを示唆しています。


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引用元: ビットコインニュース

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