仮想通貨市場の情報戦へ 米ナスダック、機関投資家向けに投資判断に活用する仮想通貨詳細データを配信

ナスダック、仮想通貨取引と価格予想データを配信へ
ナスダックは、欧州のデータ企業と提携、機関投資家向けに仮想通貨取引に活用する詳細データの提供を開始する。仮想通貨市場の情報戦へ新たな動きに。

ナスダック、新たな仮想通貨データを配信に

オランダを本拠にするデータプロバイダーのBlcockchain Investment&Coは、米ナスダックの機関投資家向けデータプラットフォーム「Quandle」と提携し、仮想通貨レーティングや価格予想データ、および感情データの提供を開始する。

Blockchain Investment&Coは、レーティングや相関性、市場予想、仮想通貨業況など仮想通貨事業に関わる詳細データの提供を行う。Quandleを利用する機関投資家らは、仮想通貨の定性、または定量的データを活用し、リサーチ業や投資、または規制対応に役立てるという。

ECB(欧州中央銀行)の元職員が設立したBlockchain Investment&Coは、EC(欧州委員会)が立ち上げたINATBA(International Association for Trusted Blockchain Applications)の加盟機関であり、仮想通貨及びデジタル資産の金融、技術的ファンダメンタル面を掘り下げたデータに定評がある。

世界最大級の証券市場ナスダックの子会社であるQuandleは、世界中のアナリスト、トレーダー、ポートフォリオマネージャー等の機関投資家を含む40万人の利用者に、金融、経済、オルタネイティブデータを提供している。今回の提携で新しいアセットクラスへの理解と投資判断において、Blockchain Investment&Coが提供するデータは機関投資家に深い洞察を与え、最善の決断の一助になると期待される。

なお、ナスダックは今年6月にも仮想通貨ベンチマーク企業「クリプトコンペア」と提携し、仮想通貨データの提供を行なっている。

参考資料:blockchaininvestments

CoinPostの注目記事

米ナスダック関連サイト、仮想通貨XRPのデータを新規追加
米Nasdaqが運営するアセット(資産)の情報トラッキングサイトに、仮想通貨XRP(リップル)のデータが新規追加された。
仮想通貨「最重要ファンダ」予定表:ビットコイン、リップル(XRP)、イーサリアム、ネム等【9/9更新】
バイナンスが9月12日、米国ユーザーのサービス停止を実施; Bakktがビットコイン入金および先物取引を開始するなどの重要材料。

引用元: CoinPost

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。