BinanceがBNBのホワイトペーパーを修正、独自のブロックチェーンもローンチ

Binanceは自社トークンであるBinance Coin(BNB)のホワイトペーパーを現在の運用状況を踏まえ修正した。ホワイトペーパーは2017年に公表されている。

修正が加えられた部分はトークンのバーン(焼却)方針に関する文章で、Binanceの利益の20%でBNBを買い戻し、バーンを行うとしていた。新たなバージョンでは利益という文字が取り除かれた。

The Blockの取材に応じたBinanceのCZ(Changpeng Zhao)CEOは、これまでにBNBの買い戻しは行っておらず、トークンのバーンのみを行っていると明かした。また、利益という文言が国によっては証券法に抵触する可能性が高いことから取り除いたとしている。

BNBの当初の計画では、Binanceの利益に応じて毎年BNBをバーンし、初期の発行量である2億BNBの2分の1になるまで続けられる予定だった。現在は1.41億BNBが市場に出回っている。

新たなバージョンでは、Binanceの暗号通貨同士の取引量に応じてバーンを行う計画に修正された。目安となるバーンの割合などの詳細は記されていないため、不透明感が残っている。

Binanceは今週、独自のブロックチェーン「Binance Chain」のローンチに成功したことを発表している。現在BNBはイーサリアム上で発行されているが、今後はBinance Chainへの移行が予定されている。

BinanceはBinance Chainの第一弾プロジェクトとしてソーシャルメディア・サービスのMithrilを選んだ。MithrilのトークンもEthereumのブロックチェーンからBinance Chainへ移行される予定だ。

Binance,Mithril/BTC日足チャート

Binance Chainへの移行が発表されたことで、市場の注目が集まりMithrilは間近の3日間で約94%価格が上昇している。

今後はBinanec DEXのBinance Chainへの統合が予定されており、Binance関連のニュースは引き続き市場に大きな影響を与えそうだ。


The Block

引用元: ビットコインニュース

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