週間ビットコイン相場 2019/3/19 ビットコインは前回の上昇と同様の値動き、2番天井を形成か?

ビットコインの価格は、先週の42.5万円から3.5%上昇し44.0万円で推移しています。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。

Bitbank,BTC/JPY日足チャート

前回の上昇と同様の2番天井を形成か?

ビットコインの価格は現在36〜46万円のレンジの上値付近で推移しています。今週の上昇はショートのストップ・オーダーを狙った上昇で、前回の上昇期にも同様の値動きをしており、現在は2番天井を形成している可能性が高いと考えられます。

12月の前回の上昇期には、46万円の上値から一旦下落した後、反転し2番天井を形成しています。その後、価格は37万円台まで下落しています。

市場が今後ストップ・オーダーの流動性がある方向に価格推移すると仮定した場合、次のプライスターゲットとなる可能性が高いのが39万円付近です。39万円付近には40万円のサポートを割ったら売ろうと考えているトレーダーのストップ・オーダーが存在すると予想されます。

46万のレンジの上限にもショートのストップ・オーダーが置いてあると予想できますが、前回46万円に到達した際の取引期間が短いためショートポジションを取れたトレーダー自体が少ないと考えられます。

上昇した際はストップ・オーダーの流動性を狙った動きではなく市場に新規マネーが流入している実需の買い上げであると考えられ、レンジを上抜けし新たな上昇トレンドが発生することも想定されます。

Bitbank,4時間足チャート

4時間足を見ると、現在は次の動きに備えたコンソリデーションの状態にあります。この44〜44.6万円の小さなレンジを上下のどちらに抜けるかが今週の最初の注目ポイントと言えそうです。

韓国取引所Bithumbが社員を大量解雇、収益の悪化が影響

韓国取引所大手のBithumbが社員を大量に解雇する計画があることがわかりました。Bithumbは現在310名の社員を抱えていますが、これから150名まで減らす予定です。BithumbはUpbitと並んで韓国の最大手取引所として知られています。

暗号通貨業界では市場の冷え込みにより人員の削減を迫まれる企業も多く、Bithumbもその例外ではないようです。Bithumbの社員の中には自主退社を希望する人もいるようで、企業運営がうまくいっていないことがうかがえます。

市場参加者が減少したことによる取引量の落ち込みがBithumbの収益の悪化に繋がっています。

CoinMarketCapを参照すると、今日のBithumbの日次取引量は127.3万ドルを記録しています。

CoinMarketCap

取引量の内訳は、DASH/KRWペアが最も高い64%でXMR/KRWペアが14%を占めています。プライベート通貨のDASHとMoneroが多く取引されていることが日本市場とは異なる点として挙げられます。

暗号通貨市場では取引所が意図的に取引量を引き上げる市場操作が行われることが多く、Bithumbも昨年、不自然な取引があったことが報告されています。暗号通貨市場の調査を行うCERは、昨年8〜10月の期間にBithumbのBTCの平均取引サイズが急上昇していることを発見しています。

CER Report

昨年夏頃からBTCの平均取引サイズが上昇しだし、10〜11月にかけて平均取引サイズは5.88BTCにまで上昇しました。CERの調べによると、LTC、ETC、XMR、OMG、BTGにも同様の取引パターンがみられたとのことです。

取引量を増やすことで流動性が高いことを顧客へアピールする狙いがあったと推測されます。

Bithumbは昨年7月、ハッキングによりXRPやBTCといった暗号通貨の盗難被害にあっており、3100万ドルの損失を計上しています。この損失もBithumbの収益に大きな影響を与えました。

Coindesk
Forbes


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引用元: ビットコインニュース

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