週間ビットコイン相場 2019/2/19 ビットコインの価格が続伸、40万円台に回復

ビットコインの価格は、先週の39.4万円から9.2%上昇し42.9万円で推移しています。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。

Bitbank、 BTC/JPY日足チャート

ビットコインが2週間連続で上昇、45万円のレジスタンスラインへ近づく

ビットコインの価格は先週に続き上昇しています。2週間前の36.7万円からの上昇率は約18%です。価格の上値となっていた50日移動平均線(緑線)を上抜けし強気の価格推移となっています。

先週は40万円付近のレジスタンスラインにて上昇が一時的に止められたものの、2度目の上昇でブレイクアウトすると43万円まで一気に上昇しました。

今後の注目は次のレジスタンスラインである45万円を超えることができるかどうかです。前回の高値を更新することができれば、新たな買いが期待できるためさらなる上昇が予想されます。

一方、現在の43万円付近はロング・ポジションを保有していたトレーダーの利益を確定する売りが入りやすい位置であるため、今後は多少の下落が予想され、押し目を作る動きになるのではないでしょうか。

レバレッジ取引と先物取引から見る現在の相場状況

短期的には強気の価格推移となっているビットコインですが、レバレッジ・ポジションをみると、今週の上昇によってロングとショートの両方のポジションが決済されていることがわかります。

Bitfinex、 ロング・ポジション(緑線)&ショート・ポジション(赤線)チャート

大量のショート・ポジションが決済されたことで、ロング・ポジションを保有するトレーダーも利益を確定するため決済を行ったようです。両方のオープン・ポジションの減少はトレンドが終盤を迎えていることを示唆します。

ショートのオープンポジション数はここ一年間で最も低い水準となっており、今後はショートの踏み上げによる上昇が期待しいずらい状況となっています。

Bitmexが提供するビットコインの先物取引では、XBTH19の価格が現物価格を上回りました。先物価格が現物価格を上回ったのは10月以来のことです。XBTH19は3月29日に取引期限を迎えます。

Bitmex XBTH19乖離率(白線)&Bitstamp BTC/USDチャート(黃線)

上のチャートでは、右側のメモリが先物価格と現物価格の乖離率となっており、1を超えると先物価格が現物価格より高いことを表します。現在は1.0057であるため、XBTH19の先物価格が現物価格より0.57%高く推移しています。左側のメモリは現物価格となるBitstampのBTC/USD価格となります。

XBTH19が最も高く取引されていた時は、現物より1.3%ほど高い価格で取引されていました。その時のビットコインの価格は6300ドルでした。

XBTH19が最も安く取引されていた時は、現物より4%ほど安い価格で取引されていました。その時のビットコインの価格は3400ドルでした。

先物価格と現物価格の乖離率は相場の過熱感を表しており、逆張り指標として利用できます。先物価格が高すぎる場合は相場は過熱気味であり、安すぎる場合は悲観的であることを表しています。

現在、XBTH19の価格は現物価格より高く取引されており、過熱寄りに相場が推移していることを示唆しています。売り手が若干有利であることを示すトレード材料となっています。


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引用元: ビットコインニュース

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